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あけぼの相談会

今日はあけぼの会の乳がん相談会に行って来ました。

昼まで太鼓の練習だったので、急いで昼ごはんを食べて会場へ。
何とか間に合った…と思ったら、開始時間を30分間違えていてもう始まっていました(汗)
前回より広い会場でしたが、もうほぼ満席で空いていたのは一番前の特等席!
いつもギリギリに駆けつけて同じような席に座っています(^^;

今回の相談担当医は県立病院のS先生。
女性の先生なので、ご自分が良性腫瘍ができた時、気になって胸に手が行ってしまうので切除されたという話までしてくださり、親近感が持てました。
回答も丁寧、明快でとてもわかり易かったです。

質問で多かったのがホルモン治療のこと。
特にアロマターゼ阻害剤の効果、副作用のこと、それらを踏まえてどう選択すればよいかという質問が何人もの人からあり、詳しく説明されていました。
この件に関しましては、相談会に出席されて質問されていたな~♪さん がブログに詳しくアップされると思いますので、そちらをご覧ください(笑)
私はホルモンレセプターマイナスなのであまり関係ないのですが、勉強になりました。
(な~♪さん、勝手にごめんなさいm(_ _)m記事をアップしたらTBしてくださいませ。
私もTBさせていただきます~)

私は今無治療で元気なのであまりお聞きすることもなかったのですが、折角の機会なので質問を書いて持って行きました。
鳴海さんが記事に書いていた「脂質の取りすぎを控えれば、初期乳がんの再発リスクが下がる」「エストロゲン非感受性の乳がんにおいて、低脂肪食による再発抑制の効果がより高い」というアメリカの研究結果のことについての質問です。

脂肪が良くないのは女性ホルモンへの変換に関係するからではないのか?
エストロゲン非感受性の乳がんの方が低脂肪食による再発抑制の効果がより高いのは何故か?
アロマターゼ阻害剤はホルモンレセプターマイナス乳がんの再発予防に効果はないのか?

以上の質問に対して、先生はまだその研究結果の記事は読まれてないとのことで、次のように回答してくださいました。
閉経後、副腎などでつくられるアンドロゲン(男性ホルモン)が脂肪組織でエストロゲンに転換されるので、脂肪の過剰摂取が乳がん発生に関係することはわかっている。
ホルモンマイナスの乳がんも初めはホルモンが影響していることがわかっているが、一度ホルモン依存性がなくなったがんがホルモン依存性に戻ることはない。
従って、ホルモンマイナスの乳がんの再発予防にホルモン療法は効かない。
ただし、ホルモンマイナスでも新たな乳がん発生を予防するという点ではホルモン療法も効果がある。
いずれも立証されているそうです。

でも、新たな乳がん予防のためにホルモン療法をするのもねぇ。
保険も適用にならないでしょうしね。
お金もかからないし体にもいいので、脂肪の摂取を減らすことを意識するとしましょうか…

では、もうすぐスマステが始まるので、この辺で…


相談会追記…

・食べ物でよく話題になる大豆イソフラボンについて

 イソフラボン製剤は禁止だけど、食物から摂取する程度は気にしなくてよい。

・ハーセプチン術後補助療法の保険適用について

 近いうちに適用になるといわれているが、延び延びになっている。
 (今年3月という情報もあったが…)
 海外では広く実施され再発予防に効果があることがわかっている。
 これだけ実績のある治療が保険適用にならないのは、日本の保険制度の恥である。
 (心の中で拍手!)

・紡錘細胞癌の症例について(終わってから個人的に聞きました)
 1例あったけど、経過が早く残念な結果だったそうです。
 
あまりいい情報がないだけに、紡錘細胞癌でも元気な患者もいるよ!と伝えていきたい、と改めて思いました。
by smappe02 | 2007-03-10 22:58 | 乳がん

娘の悪性リンパ腫の治療が終わって5年、今度は私が紡錘細胞癌という特殊型の乳がんに… 色んなことがあるけれど、あっけらかんと能天気に生きています。 たくさんの素敵な出会いに感謝!!


by smappe02