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3年前~しこり発見から告知まで


3年前のこの時期、しこり発見!
5月6日がしこり発見記念日です。
記念日多過ぎ(* ̄m ̄) ププッ
もう3年も前のことですが、メモを見て思い出しながらしこり発見から告知、転院、治療開始までのことを書いてみたいと思います。

3年前のGW、忙しかった仕事も少し落ち着き、親の会や学校の用事もあったので、連休の谷間の6日7日は年休を取っていました。
6日はこども病院に行って親の会の用事を済ませ、夜、そういえば長いことおっぱい掃除をしていないなぁと思い掃除を始めたのです。

おっぱい掃除って?!
出産後8週間で職場復帰して中途半端な授乳を続けたせいか、母乳の出はあまり良くなかったのに陥没乳気味の右側は少しずつ乳状の分泌物が続いていて、放っておくとかすみたいなものが溜まって痒くなってくるので時々ティッシュで掃除をしていたのです。
そういえば仕事が忙しくてしばらく掃除してないなぁと久々に掃除をしていると、ティッシュに少し血がついてギクッとしました。
人間ドックの乳房診の時に分泌物の話をして、「乳状の分泌物は問題ないけど血液が混じっていたら気をつけて」と言われていたので…
でも、その時の血は皮膚を傷つけて出たもののようだったし、しこりもないし大丈夫よねと思って乳房を触ると…

何?こんなものいつからあったの?
内側の上の方に妙に存在感のあるしこりが手に触れたのです。
1~2cmくらいかな、硬いはっきりとわかるしこりが…
半年前の人間ドックの視触診では何もなかったはずなのに、いつから?
そういえばいつも自己検診のプリントをもらっていたけどやってなかったなぁ…
ダンナにしこりがあることを言うと「病院に行ったら?」
そうよね、触っていても悪いものかどうかわからないし…

翌日学校の懇談会は午後だったので、朝一番で近くの総合病院に行きました。
前年朝日新聞の「見落とされた乳がん」の記事を読んで、近くでマンモグラフィ検査を受けられる病院をチェックしていたので、乳腺外来の曜日ではなかったけどとりあえず行ってみようと…

総合病院の外科の診察で、その日の担当の若い医師は触診して第一声「かなり疑わしい」
それって乳がんってこと?
硬さが悪性のもののようであるとのこと。
触診でいきなりそんなこと言われるなんて想定外!
でも、まずはマンモ撮影して来てくださいと言われ、初のマンモ体験。
毎年人間ドックを受けていたけど、まだマンモはなかったのです。
翌年からはオプションで始まったけど…
初のマンモは確かに痛かったけど、耐えられないほどの痛みではありませんでした。

で、マンモ写真を持って再び診察室へ。
そして、マンモ写真を見ながらエコー検査。
マンモ写真とエコーの映像ではしこりは丸いはっきりした形で良性の可能性もあるとのこと。
その後注射器で細胞を採取してその日の診察は終了。
結果は翌週の乳腺外来の日にということになりました。
悪性、良性五分五分というところか…
まあ診断が確定してから考えよう、と。

翌週結果を聞きに行ったけど、細胞が取れていなかったとのことで肩透かし!
今度は少し先輩の医師がエコーで見ながら採取してくれました。
その後乳腺外来の担当医の診察があり、「多分良性で間違いないと思います」と言われ、そうなんだと安心したのですが…

1週間後結果を聞くために診察室に入ると検査結果のペーパーがあり「クラスⅤ」の文字が目に入りました。
ネットで色々調べていて「クラスⅤ」=間違いなく乳がんということは知っていたので、この時が告知?

乳がんとわかって最初に思ったのが「太鼓の発表会はどうなるの?」でした。
その年は難しい曲に挑戦していて、教則ビデオを見て自宅で復習したりみんなで自主練習したりして、何とか形になってきてあと1か月ほどで発表会だったので。
あとで考えたら他に心配することがあったと思うけど…

担当医師は1か月も待てない、と手術の日程をすぐに決めたい様子でした。
でも、良性と言われた場合、悪性と言われた場合、それぞれの質問事項を考えていたので、手術、治療について質問して、セカンドオピニオンを受けたいと伝えました。
「どこの病院?」と聞かれ、ネットで調べて当時からセカンドオピニオン外来があった大阪の病院の名前をあげると、担当医は「そこの病院ならドクターは同じ大学だから一緒ですよ」と。
この時点でおかしいと気付くべきだった、と思う。
セカンドを受けるのを渋るドクターは信頼できない、と今では思う。
でも、その時は「セカンドオピニオンを受けるとなるとまた仕事を休まないといけないし、ここなら自宅から近いし新しくてきれいだし、面倒だからここでいいか…」と思ってしまったのです。
冷静なつもりでもやっぱりボーッとして判断力がなくなっていたのかなと思います。
入院、手術の日程を決め、申し込みをして胸部X線、腹部CT、心電図などの検査を受けて帰って来ました。
遅い時間に行ったのに、さっさと検査をしてもらえるのは公立病院と違って助かるな、などと「近い、早い」で病院を決めてしまうところでした。
ボランティアの代表に入院、手術の報告をしなければ…
帰ってからダンナに報告して「そこで大丈夫なん?」と言われても「大丈夫やと思う」と言っていた私でした。

教訓:告知を受けてすぐに一人で重要な決定をしないこと
    セカンドオピニオンを嫌う医師は疑うべし

では、続きはまた。。。
by smappe02 | 2007-05-05 22:50 | 乳がん

娘の悪性リンパ腫の治療が終わって5年、今度は私が紡錘細胞癌という特殊型の乳がんに… 色んなことがあるけれど、あっけらかんと能天気に生きています。 たくさんの素敵な出会いに感謝!!


by smappe02