乳がん相談会

入院、手術編をいきなり中断して、今日は相談会の話題を。

あけぼの会の無料相談会は、会員でなくても参加でき、いつもたくさんの人が参加されます。
今日は今までよりたくさんの席を準備していただいていましたが、それでも満員になっていました。

今日の相談担当は、顧問医のT先生。
最初に乳がんの再発治療について話をしていただきました。
興味深かったのは、腫瘍マーカーの話と新薬の話。

まず、乳がんの腫瘍マーカーで一般的なCEAとCA15-3のこと。
CEAは「鈍感」なマーカーで、がん細胞が10の10乗くらいになって初めて上がる。
このマーカーの値が大きく上がった時は再発が疑われるので、再発のチェックに使用する。
CA15-3は「敏感」なマーカーで、がん以外でも上がる。
このマーカーは敏感に反応するので、再発治療が効いているかどうかのチェックに使用する。
いずれも早期では上がらないので、スクリーニングには使えない。
基準値内、もしくは基準値を少し超えるくらいの上昇は気にしなくてよい。

次に新薬の話話題。
近いうちに乳がんの治療薬として承認される見込みなのが、フルベストラント。
月1回または3か月1回、筋肉注射で投与する新しいタイプのホルモン治療薬だそうです。

あとの質問コーナーで話されていましたが、新薬はまず他の薬が効かなくなったら使用し、それで効果があったら、再発後すぐに使用するようになるそうです。
そして、そこでも効果があることがわかれば、術前術後の治療に使用されるようになるそうです。
こうしてタキソールなどが標準治療になっていったとのこと。

「夢の新薬」が突然現れるのではなく、承認された薬を使用して効果を確認し、より効果の高い薬を初期治療に使用するように標準治療を変更しながら、再発率を下げてきているのだということがわかりました。

問題は、二次抗がん剤(ゼローダ、TS1、ナベルビン、カンプト)の後の薬が現在ないことだと言われていました。
抗がん剤しか選択肢のない患者としては、使用できる薬をふやして欲しいと願います。

その後の質問コーナーでは様々な質問がありましたが、T先生はどんな質問にも丁寧に答えられ、大幅に時間オーバーして閉会した後も個々の質問に答えられていました。
こうして主治医以外の先生に話を聞く機会は貴重だと思います。
回を重ねるごとに会員以外の方の参加もふえてきているようで、こういう相談会を必要としている方の多さを実感しました。
[PR]
by smappe02 | 2007-09-08 23:53 | 乳がん

娘の悪性リンパ腫の治療が終わって5年、今度は私が紡錘細胞癌という特殊型の乳がんに… 色んなことがあるけれど、あっけらかんと能天気に生きています。 たくさんの素敵な出会いに感謝!!


by smappe02
プロフィールを見る
画像一覧