映画「余命」と本「ずっとママでいたい」

話が前後しますが、11日に映画「余命」を見て来ました。
感想は…小説を2時間余の映画にするのは難しいものですね、ということ。
(以下ちょっとネタバレ)

原作でも乳がん初発の時のことは主人公の回想という形で描かれているけど、原作を読んでいないと映画ではわかりにくいかな、と思った。
原作でも治療については少し疑問はあったけど、映画を見ていると余計もどかしかった。
子供を産むという選択までは理解できるけど、なぜ出産後すぐに治療しなかったのか!
周囲の人も治療を強く勧めなかったのか!
そのあたり、見ていて少ししんどかった…

松雪泰子さん、椎名桔平さんその他の出演者の方もすごく良かっただけに、もう少し明るい部分も出して欲しかったな…
奄美の海、夕日の美しさ、成長した息子さん(林遣都君)の明るさが救いだった。
原作で感じた命の繋がり、生きることの素晴らしさが見る人に伝わることを願います。


この映画を見る少し前、本屋さんで「ずっとママでいたい」という本を見かけてパラパラと中を見ると乳がんの方の話で、私が手術を受けた病院やこども病院の名前が出てきたので、買って帰って読みました。

1人目の子供さんが生まれたあと乳がんが見つかって治療し、2人目の子供さんの妊娠中に再発がわかったけど、出産することを選択した方のドキュメンタリーを本にしたものです。
「余命」と重なる印象のある話ですが、違うのはご主人や主治医が、家族に恵まれなかった彼女の家族への思いを理解し、その思いを尊重してくれたこと、そして彼女自身の治療も大切にしたこと。
臨月までお腹の中で赤ちゃんを育てたいという彼女に、普段は穏やかで優しい主治医が「生んでも自分で育てられなくていいのか!」と一喝し、帝王切開で少し早く出産させてすぐに治療を開始したあたり、彼女と家族を思う気持ちが伝わってきて感動しました。
彼女=土江絵美さんは一昨年の「QOL“輪唱”兵庫」で体験談を発表されたので、覚えておられる方もいらっしゃるかもしれないですね。
(私はその日は「スマイルウォーク」に参加していて「QOL…」には行きませんでしたが…)

この本の売上の一部は、乳がん啓蒙団体や乳がん遺児基金等に寄付されるそうですので、よろしかったら買って読んでみてくださいね。

ずっとママでいたい

和田 浩 / 双葉社


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by smappe02 | 2009-02-21 23:48 | 乳がん

娘の悪性リンパ腫の治療が終わって5年、今度は私が紡錘細胞癌という特殊型の乳がんに… 色んなことがあるけれど、あっけらかんと能天気に生きています。 たくさんの素敵な出会いに感謝!!


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